日本水産→ニッスイに(23年1月1日) ミッション、長期ビジョンと新中計発表
ニッスイ(日本水産)と書くことが多いですが、日本水産株式会社は、2023年1月1日付で「株式会社ニッスイ」(英文表記:Nissui Corporation)に社名変更します。
写真は、4月21日開催の記者会見に臨んだ浜田晋吾社長。売上1兆円(日本50%、海外50%)をめざす長期ビジョン『Good Foods 2030』と中期経営計画『Good Food Recipe1』、ブランドシンボルとブランドスローガンの導入、社名変更(以上公表は20日)について、詳細な説明がありました。
新ブランドシンボルとブランドスローガン↑ ◎ニッスイから国内も海外も英文小文字のnissui に変わります。海へのリスペクトを表現する波形は同じです。
「水産」の文字はなくなりますが、その思いは残しながら、水産でスゴイ企業、でもそれだけじゃなく、幅広い『食』でスゴイ企業、世界の人々に健康を提供する企業を目指す新社名と理解しました。
【ミッション(ブランドプロミス)】
私たちを突き動かすもの。
それは「人々により良い食をお届けしたい」という志。
海で培ったモノづくりの心と未知を切り開く力で、
健やかな生活とサステナブルな未来を実現する
新しい“食”を創造していきます。
2030年のありたい姿は、
人にも地球にもやさしい食を世界にお届けするリーディングカンパニー
です。
海へのこだわりは、1911年(明治44年)、トロール船漁業からスタートした創業の理念を社内で大事に受け継いできたからです。
水道菅のごとく、蛇口をひねると魚が出てくるような水産物提供を理想に掲げた、創業功労者、国司浩助氏の言葉です。浜田社長は、その理念の中で「好きな言葉」として「(水産物の配給上の無駄を排しできるだけ安価に配給を図り、その間)一切不当な利益を要求すべきではない」を紹介しました。
このシビれる理念は、我々古めの記者団にも浸透しています。冷凍魚、冷凍食品でその創業理念の具現化ができた企業とリスペクトしております。