生協組合員調査(速報):コロナ禍前に比較して購入が増えた食品の1位は「冷凍食品」38.4%
日本生活協同組合連合会は10月26日、2021年度上半期(4月ー9月)業績についてオンライン記者発表会を開催しました。
二村常務理事の発表によると、生協(65主要地域生協)の同上半期は新型コロナウイルス禍により業績が大きく伸びた前年上半期に対する反動により、前年同期比では減少しましたが、一昨年同期比では宅配事業、店舗事業とも伸長しています。宅配事業の上半期供給高は前年比99.2%、一昨年比116.9%、店舗事業の同供給高は同96.3%、一昨年比105.0%です。
特に伸びたものの筆頭には冷凍食品が挙げられました。
日本生協連の上半期実績でも、冷凍食品の供給高は前値比101.4%、そのうち調理冷凍食品は104.5%です。特に麺や米飯、畜産、総菜類が伸長しました。
発表会では、現在集計中の生協組合員意識調査(3年に1度)のトピックスも披露されました。その中で、新型コロナウイルス感染症(COVIDー19)流行以前と比較して、食品で購入が増えたものとして挙げられた中で、「冷凍食品」が38.4%と最多でした。以下、「生鮮食品(野菜・肉・魚)」27.2%、「テイクアウト」23.5%、「弁当・惣菜」21.8%が続いています。二村常務は「上半期業績の裏付けになった」としています。