「本品は凍りません」? 凍らない!マイナス18℃以下保存食品 だから安心、すぐ使える
食品業界のパーティにて、「冷凍食品を作っているという噂を聞いたんですが、、」、「冷凍?うん、作ったんだけどね、凍らないんだな、これが」と答えたのは三島食品の三島会長。???、、、「業務用にチルドのふりかけを作ったけど日持ちがしないのでロスが出そう。だったら保存料も要らない冷凍食品がいいんじゃないかと思ったんだけど凍らせてみたら凍らない」、「水分が少ないから凍らない。だから『冷凍食品』と表示できない。『-18℃以下保存食品』という名前になっちゃった」
なるほど、食品が凍るということは、食品の中の水分が氷の結晶になって凍り、全体がカチカチになるんですね。水分の少ないものを凍らせようとしてもカチカチにはならないわけです。
ということで、どんなものか送っていただきました。感謝。「-18℃以下保存(ウェットふりかけ)」。写真の上段㊧は「青菜と小えび」、㊨は「六種の彩り野菜」、下段㊧は「鶏そぼろと焦がしネギ」、㊨は「五穀とひじき」です。凍っていません。
開けてみました。親切なチャック付き袋です。裏面の表示には、「品質保持のため-18℃以下で保存しますが本品は凍りません」という一文。
上が「鶏そぼろと焦がしネギ」。開けたとたん焦がしネギのツンとした香り。下が「青菜と小えび」。これもえびの食欲をそそる香りが漂っています。凍っていませんね。
少しだけごはんをよそって食べてみました。!!!うまい! 全く冷たさを感じない。2杯3杯、止まりません。これは、例えば、「和食店のまかないで作っている自家製ふりかけ」と言っても納得してもらえるレベルです。
パンフレットを見ると、14品目もあって(受注生産です)、さまざまな活用例が掲載されていました。
ごはんにかけるだけじゃないんですね。美味しい素材感の生きた製品に一役買っているのが「冷凍」という点が嬉しいです。
ごはんの消費は下降しているからふりかけも厳しいでしょう?と言ったら三島会長に「何言ってるんですか!」と叱られた理由がよく分かりました。会長によると「海外でFURIKAKEメニューが流行中」とのこと。肉や魚や野菜、フレーバーが手軽にプラスオンできるFURIKAKE! 日本が誇れる食文化の一つとして世界に発信中です。