「かしこく選ぶ」冷凍食品 第5回は冷凍野菜・フルーツ(朝日新聞be)
毎週1回土曜日の連載も5回目。朝日新聞の土曜版「be」、『かしこく選ぶ』冷凍食品、10月13日付のテーマは、冷凍野菜と果物です。
冷凍野菜は、近年大人気。少し前までは生鮮野菜が高騰すると良く売れて、生鮮の価格が落ち着くと通常に戻る、という傾向でしたが、この頃は価格云々ではなく着実にファン層が拡大しています。推測ですが、さっと火を通せばよいこと、旬の栄養価が保たれていること、生ゴミが出ないこと、小分け使用できることなどの認知度が高まってきて、「とても便利な素材」として需要が伸びていると考えられます。
ブロッコリーなど、お弁当に1房2房入れるたびに生鮮を買うより、冷凍ブロッコリーなら簡単で無駄が出ずエコフレンドリー。自然解凍OKの商品ならなお便利ですね。
以前は、緑色が強いのは着色料かなんかでしょ?といった根拠の無い批判を受けていた青物野菜も、表示を良く見てください、原材料は「ほうれん草」としか書いてありませんよー「ブロッコリー」だけですよーと言い続け、納得していただけるようになりました。べちょべちょの食感が嫌!というお叱りも、それは加熱し過ぎだったという理解が進んで、使いこなしてくださるようになったと感じています。冷凍野菜はほとんどが8割程度の下茹で済みですから、上の写真のような「加熱してありません」「加熱して召し上がってください」という表示を見て「生だ」と勘違いしないで、レンジで軽く、もしくはサッとゆで、を徹底してくださいね。
さて、本日付の「be」では、きざみオクラ(ニチレイフーズ)、山芋とろろ(ヤマトフーズ)、マンゴー(味の素冷凍食品)を紹介しました。どれも便利で美味しく、1度は使ってみてほしい商品です。冒頭の写真は、先日の高知での冷凍食品試食会でニッスイが提供していた「きざみオクラ」です。自然解凍でそのまま使えて便利。ちょこっと出し醤油をかけてかつお節を振りかけるだけで1品完成です。
とろろは非加熱の冷凍品です。便利ですよー。短い時間の流水解凍ですぐ使えて、蕎麦、まぐろに合わせてあっという間のヘルシーメニュー。
フルーツも今年は大人気。バラエティが豊かになっていますが、適熟の甘みで美味しいマンゴーからトライして、幅を広げていただければ幸い。冷凍フルーツは、朝食シリアル&ヨーグルトにとても相性が良いです。