実は表彰されるような特許技術を組み合わせて作られていたおさかなソーセージだったのです
日本水産が2012年9月に発売した「ほしいぶんだけ アメリカンドッグ」。ころっとした小さいアメリカンドッグなので、おつまみにしたり、お弁当にひとつ入れたりと重宝なアイテムとして根強い人気です。
で、なんとこの商品、ニッスイの特許3件に基づく、革新的な方法で作られたおさかなソーセージを使用しているのでした。
普通おさかなソーセージ(魚肉ハムソー)は、原料をフィルムに充填するなどして形を整えてから、ボイルするなど外部から加熱して製造します。
革新的な方法とは、「連続的加熱成形による水産練り製品の製造」。どういうことかというと、垂直に立てたチューブ内に下から原料を入れて上に吐き出していく過程でマイクロ波によって内部から加熱するという製造装置のこと。つまりフィルム無しで連続的に生産できるのです。
こんな感じだそうです。
業務用ですが、1本ずつの包装がないので、簡単に利用できますね。
この度、この製造技術が農林水産大臣賞を受賞(平成28年度(第17回)民間部門農林水産研究開発功績者表彰)しました。表彰式は12月14日。
おめでとうございます。
吉富 文司(商品開発センター加工食品開発課)
水城 健 (八王子総合工場調味料工場<現在>)
橋立 知典(技術開発センター技術開発課)