ケンミン食品が「GF RAMEN LAB 大阪・関西万博店」メニュー試食会、店長に梅崎梨夏氏
ケンミン食品株式会社は12月19日、「⼤阪・関⻄万博」会場内に出店するグルテンフリー ラーメン専門店「GF RAMEN LAB 大阪・関西万博店」のメニュー試食会を都内会場で開催しました。
「米粉ラーメン革命!」のタイトル通り、来年開催される万博を機に、ラーメンの中のひとつの選択肢として、“米粉ラーメン”を世界に知らしめたい、という壮大な「革命」披露会となりました。
ケンミン食品のビーフンに関する米粉加工技術をベースにした、グルテンフリーラーメン「GF RAMEN」は、2020年、米国・ボストンで人気ラーメン店「Tsurumen」を経営する大西益男氏から同社への依頼をきっかけに生まれました。
「誰かを思う心、誰かのためにという温かい気持ちからGF RAMENは生まれ、そして支援の輪がひろがりました。本日は、大西さんの来日に合わせて、万博店店長に商品開発に携わって頂いた梅崎梨夏さんの就任決定を発表します。この日を迎えられたことに大変幸せを感じています」と高村社長。
ケンミン食品が開発した「GF 中華麺」により、21年9月にボストンの「Tsurumen」でグルテンフリーラーメンの提供が始まり、22年5月には日本で第1号商品「黄金の醤油ラーメン」(冷凍)が発売となりました。
生産するのは、静岡にあるケンミン食品のグルテンフリー対応工場(子会社・フジケンミンフーズ㈱)ですGF RAMEN LAB専用冷凍自販機設置、24年2月「鶏白湯しょうゆラーメン」(冷凍)発売、同3月「GF 醤油ラーメン(スープ付)」(常温)発売と商品開発が続きました。そして、24年5月には、第5回The乾麺グランプリ(日本アクセス主催)で、多くのラーメンを抑えて「中華麺部門」賞に輝いています。来年は、「自信をもって大阪・関西万博出店に臨む」(高村社長)おいしいラーメンとして、「ラーメンの選択肢のひとつに」(同)と世界へ発信する年になるわけです。
メニューは、醤油、柚子塩、鶏白湯に加えて、GFソース焼そばと、ケンミン食品の篠山工場で毎年生産している黒豆枝豆も提供します。大粒でホクホクと栗のような甘さを感じられる冷凍枝豆です。
さらに、米が原材料ということで地元の酒蔵、三宅酒造(兵庫県加西市)の清酒「QA(クエ)」も提供されます。
大西氏は、「大阪出身者として、大阪万博にかかわれることが非常に嬉しい。1970年の万博が語りつがれているように、将来は万博の時は珍しかったけど、グルテンフリーラーメンは今じゃ普通にあるね、と言われるようになりたい」と意欲を語りました。また、開発にあたっては「しかたなく食べるグルテンフリーではなく、おいしいラーメンを作りましょう」と高村社長と語りあったことも披露しました。
店長に就任する梅崎梨夏氏(うめざき・りな)氏㊧は、東京・亀戸にある「しののめヌードル」店主。万博期間中は、お店を休業して万博店専任となります。「おいしいラーメンを食べる喜びをお伝えできるよう準備しています」とのこと。
(左から)梅崎氏、大西氏、高村社長、三宅酒造・三宅文佳社長。