冷凍食品News

「Gyozaで笑顔、感動を提供し世界中の人々のWellbeingに貢献!」味の素冷凍食品・寺本社長~インバウンドサミット2024

味の素冷凍食品の寺本博之社長(写真㊧)は、9月19日都内で開かれたMATCHA主催の「インバウンドサミット2024」内のセッション「インバウンドを通じてどう企業価値をたかめるか」に登壇し、「ギョーザ」焼き体験をはじめ冷凍食品の調理体験を通じた、国内および海外での『Gyoza感動ループ』創造への取り組みについて語りました。【写真㊨は同セッション登壇の㈱ポーラ及川美紀社長】

ファシリテーターは、インバウンド向け情報メディアを運営するMATCHAの事業にかかわりながら出資もしているという、コンサルティング企業、くりやホールディングス㈱の栗岡大介社長㊨。

登壇の2社と栗岡氏は、インバウンド対応に関するミーティングを約半年間続けているとのこと、「食品事業と化粧品(エステ)事業、全く違うようで、体験を通じた戦略に大手グループの事業会社トップが率先して取り組んでいるという点で、稀有なリーダーシップを発揮されているお二人」(栗岡氏)との紹介からスタートしました。

寺本社長は、動画を披露しながら「Gyozaはただのおいしいものではなく、焼いてもらう体験で誰でも笑顔になれる、感動を提供できる。言葉は要らないのです。栄養的価値も高いGyozaは、世界中の人々のWellbeingに貢献できるとう思いもあります。空港での撮影スポットやガチャ(アメニティ提供)による『Sayonara NIPPON』の提供、帰国後も購入してもらうという『Gyoza感動ループ』の創造に取り組んでいます」と紹介するとともに、「日本での食体験を皆様とコーディネートしていきたい」とインバウンドビジネスに関心を持つ多数の来場者、オンライン視聴者に呼びかけました。

栗岡氏は、「インバウンドというと、爆買いをはじめ旅中の話題ばかりが出るが、旅後(あと)の消費や拡散、そしてそれが誰かの訪日動機になるという旅前(まえ)にもつながっていきます。日本に居ながら、グローバルマーケティングにつながる」と応じました。

及川社長は、全国2万3000人のビューティディレクター(旧ポーラレディ)による全国2600カ所の個人事業主によるエステサロンがあること、コロナ禍を経て、増減のあったインバウンド需要対応と、本来の美容ソリューション事業に関する体験談を語りながら、「日本の化粧品は高品質、安全、高機能を評価されていますが、日本の美容・エステとは、ジャパンビューティとはというと、まだはっきりとしたイメージが出来上がっていません」「ジャパンビューティのエステを体験したいという付加価値を生み出すこと、その中で感動を与えられるPOLAのエステを考えることは、グローバルな視点でブランド価値を見直すという機会、世界に打って出るには何をすべきかを考える機会になっています」としました。

寺本社長もそれを受けて「製品の持つ機能、その奥にある情緒的価値、それをブランドに結びつけていくことについて日本はまだ強くないと思います。ブランドの機能と情緒価値をセットにしていくことは、グローバル競争に必要なことと感じます」と語りました。及川社長も「国内競争ではなくグローバル市場で選んでもらえるブランド価値を考えなくてはいけませんね。寺本社長のおっしゃる食も文化、化粧品もスキンケアも日本の文化と感じます」と受けました。

会場出席者との質疑応答も活発に行われ、インバウンドに接することを契機に、地域や企業と連携して体験価値を生み出す2社の取り組みも紹介されました。最後に栗岡氏が「オープンイノベーションによってさまざまな共同体を作り、市場を盛り上げ、それを通じて本物の日本を作り上げられると思います」と締めくくりました。

 

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