コンパクトでスピーディな解凍機が日食「外食産業貢献賞」機器・資材部門受賞! ワタナベフードソリューション
日本食糧新聞社主催、第28回「業務用加工食品ヒット賞」と同じく農林水産省後援のアワード、第28回「外食産業貢献賞」は、事業者部門で、創業50周年を迎えたハイデイ日高「熱烈中華食堂 日高屋」、情報・サービス部門で、タイミー「スキマバイトサービス タイミー」、機器・資材部門で、ワタナベフードソリューション「VOLTA」シリーズがそれぞれ受賞しました。
中でも注目したいのは、当日、外食店舗用のコンパクトな解凍機をアピールしていた「VOLTA」シリーズです。
「今年11月から本格発売しますが、既にチェーン店舗をはじめ多くの反響を頂いています」と受賞祝賀会会場で、電界式バブリング解凍機「MATATAKUMA(マタタクマ)」を説明した渡邊洋平社長【写真㊨】です。電界式バブリング、つまり熱交換のスピードをアップさせる環境を水で作り出す機械。
水産物の解凍は、冷蔵庫内での解凍は時間がかかり、流水解凍の場合はタイミングを逃すと品質低下を招き、水を流し続けるので水道料金もかかります。電界式バブリング解凍機「MATATAKUMA」は、流水解凍より早く、鮮度を保った解凍が可能です。水道代金節約にも貢献。通常の外食店舗のシンクに合わせたサイズなので、場所を取らずまた、使わない時は移動も簡単というもの。
冷凍食品は、原材料の食材から始まり、調理・加工、凍結、保管・流通、販売、解凍調理まで続くシステムですので、最後の解凍調理までしっかりとしてこそ、おいしい一皿が出来上がります。“解凍”の簡単オペレーションが注目されるということは、それだけ冷凍品・冷凍食品に関心が高まっている、ということなのです。
さて、この解凍機、価格は「80万円台に」(同社長)とのこと。外食店でのヒット間違いなし、ですね。