ファベックス東京(4月10日~12日) 惣菜・弁当も冷凍食品の時代を実感
惣菜デリカ・弁当・中食・外食ビジネス専門展、日本食糧新聞社主催の「FABEX(ファベックス)東京2024」は、4月10日から12日の3日間、東京ビッグサイトで開催され、連日昨年の来場者数を上回って合計来場数5万5214名(ファベックスはじめ同時開催8展合計、前年比104%)となりました。
会場を取材して注目したのは、惣菜デリカ・弁当のマーケットでも『冷凍弁当』が人気を集めていること。ファベックス併催事業である「惣菜・弁当グランプリ」には、今年新たに「ロングライフ・冷凍食品部門」が設定されて、部門金賞にJR東日本クロスステーション フーズカンパニーの「冷凍駅弁アソートセット」が選ばれました。
東京駅のロングセラー、あの「チキン弁当」も冷凍弁当になっていたのです。
また、これも新設の「アジアン部門」で、阪急デリカの「世界のワンディッシュ・デリ 参鶏湯」が金賞を受賞しました。惣菜・べんとうグランプリ2024 受賞商品
惣菜・べんとうグランプリの展示ブースは、熱心に見学する人が多数。その新トレンドが「冷凍弁当」です。深刻な人手不足が続く中で、冷凍弁当は効率的な生産体制が組めること、さらに、ロスを無くすというSDGsの観点からも注目されているのです。
会場を回って、容器メーカーブースでも実感しました。冷凍対応容器が多数、バラエティ豊かに展示されていて、来場者の関心を集めていました。
お皿が置いてあるように見えますが、1枚のプラスチックトレイです。びっくり。
冷凍対応の容器は、プレスして成型する際、延ばして薄くなっている部分も凍結した時の強度を保ち、レンジ解凍の際にも耐えられるという条件が必要になるとか。