袋のまま調理!『マ・マー THE PASTA 贅沢野菜』シリーズ刷新~プラスチック使用量約7割減
日清製粉ウェルナの冷凍パスタシリーズ『マ・マー THE PASTA 贅沢野菜』シリーズが、袋のまま調理できる新形態になって、2024年春に刷新されます。袋を開けたり切ったりする手間もなく、そのままレンジに入れて指定時間通り加熱すればOKという手軽さです。
つまり、袋を開けて、トップシールの端をはがし、レンジ調理、トップシールをはがす、という手順㊤から、袋のままレンジで加熱、袋から出す、というう2ステップに!!
袋を破いてしまわないようにと、袋の表面に調理法を分かりやすく解説しています。
また、従来のプラスチックトレイから紙トレイに変更。トレイの上部のトップシールも不要、外袋のサイズも小さくなって、製品全体のプラスチック使用量は、従来品より約7割減ります。便利さを提供して、かつ、環境にも配慮したシリーズ(全6品)になるわけです。
写真は、春の新製品発表会(2月8日、神田スクエア・スクエアホール)での展示です。
当日の会場は、「マ・マー museum」と題して、製品を通じてさまざまな革新を続けている『マ・マー』ブランド製品を表現しました。
掲げたコンセプトは『パスタの未来は、マ・マーから。』
「来年は、フラワー70周年、マ・マー70周年、青の洞窟30周年の3つのメモリアルイヤー。その中で、マ・マーについては来年に向けて助走していきます。『パスタの未来は、マ・マーから。』をコンセプトにしたTVCMを3月から相当量流していきます」と述べた岩橋恭彦社長。
経営方針、戦略を語る中で、注目を集めたのは、独自の製品ライフサイクルアセスメント(LCA)導入の発表でした。これは、原料の調達から、生産、流通、調理・喫食、廃棄までの環境影響を算定する手法のことで、既に第三者機関によりその妥当性が評価されているとのこと。独自のLCAを製品・施策の評価指標としていく、という企業姿勢の表明でもあります。
例えば、今や乾麺パスタ売上NO.1、3分で仕上がる同社「マ・マー 早ゆでスパゲティ」は、加熱時間で見れば7分から3分へと短縮された分、CO2 排出量は減少しますが、独自のLCAでは、製造段階の負荷からトータルに評価して、標準タイプよりCO2 排出量15%削減と評価します。これを消費者と共有することで、同製品を選択した消費者と共に、持続可能な社会の実現を目指していくことにつながります。トップ企業としての矜持を感じますね。