日本アクセス設立30周年業務用展示商談会に3200名来場 環境変化に対応する「創造と挑戦」
歴代社長のイラストがお出迎え。
日本アクセス設立30周年・業務用展示商談会(9/13・14、東京ビッグサイト)は、同社30年の軌跡を振り返ると共に、中食・外食の起源をたどっていく興味深いパネル展から現代の課題に誘導していきました。
昭和、大正、明治、江戸と進んでいくと、、、
明治時代の花見弁当箱
江戸時代の屋台から中食・外食へと発展していった歴史が学べます。
低温流通を活かした「チル酒」のウェルカムドリンクが振る舞われて、
「メニュー開発選手権」に投票。
案内役はロボット、pepperくんです。
新しい物流、ドローン飛行のデモンストレーションも注目を集めていました。
展示商談会の開催テーマは、「創造と挑戦」。サブテーマを3つ、人手不足、フードテック、価値変容への対応を掲げて日本アクセスの展示が半分、メーカ-各社の展示(121社)が半分という会場構成でした。中食・外食の「課題解決の場として」(松本和宏常務執行役員業務用管掌)、得意先と具体策を論じ合う場になりました。
同社業務用の商品開発の取組みが本格化したのは、2011年にメーカー132社と共に発足したAG研(アクセス業務用市場開発研究会)から。現在は49社増えて181社が参画しています。
フードサービスで最も深刻な悩みと言って良い「人手不足」対応展示では、自然解凍で美味しいおつまみや寿司。キット化したメニュー、セルフオペレーションで魅力的なメニュー、ドリンクなどが注目を集めていました。
フードテックの展示では、インストア調理、セントラルキッチン向けの小型凍結機の活用も提案しています。
5年後、10年後の未来に向けては、ターゲットとなる未来の消費者を『バリュープライス重視』『価値重視』『単身世帯』と3つに想定して、それぞれに対応したメニュー展示が関心を呼んでいました。
同社業務用展は5年ぶりですが、従来の単独開催から今回は、FOOD STYLE展・ラーメン産業展との共同開催に。
テープカットサレモニーで挨拶に立った服部真也代表取締役社長・社長執行役員CEOは、業務用展示商談会の開催テーマを紹介し「3000人を超える展示商談会来場登録者がFOOD STYLE展にも立ち寄ると思う。シナジー効果で互いに力になれると思います」と話しました。