【ブランド紹介】テーブルマーク ファン熱烈の「さぬきうどん」、昨年はお好み焼がフローズン・アワードを受賞!
冷凍めんは、年間約16億食生産されています。日本国民全員が月に1度は冷凍めんを食べている、ということになります。「冷凍めんはもはや国民食です」(日本冷凍めん協会)
16億食作られている冷凍めんのうち何が一番多いかというというと、圧倒的に「うどん」で、10億食近く。その№1ブランドが、テーブルマークの「カトキチ さぬきうどん」なのです。
「冷凍食品で何が好きですか?」と聞いたときに「カトキチのさぬきうどん」と答えるひとは実に多いですね。熱烈ファンは、「美味しさが違う」、「コシが違う」と言います。かつて、香川県の人が、「さぬきうどんはカトキチが一番おいしいと思う」と言ったときには、心底驚きました。
この季節は、やはり鍋のシメに大活躍ですね~
レギュラー品だけではないんです。ワンランク上のうどんもあります。細いタイプも、稲庭風も、、、詳しくはこちらへ
テーブルマーク冷凍うどんラインナップ
「かーとーきっちゃん♪かときっちゃん♪」のコマーシャルソングをご存知の方も多いとおもいます。このコマーシャルソングは、1960年代に「エビフライ」「コロッケ」などから始まりました。
ここで、テーブルマークの歴史を少し振り返ると、2000年に加ト吉(香川県で1956年創業、1962年にエビフライで冷凍食品の生産スタート、創業者は加藤義和氏)とJT(日本たばこ産業)加工食品事業部門が業務提携、2008年にはJTが加ト吉を子会社化して、JTの加工食品部門と合体、本格統合を経て2010年1月1日にテーブルマークに社名変更して現在に至っています。
JTの加工食品事業は、1999年、ハンバーグや中華の冷凍食品が得意な旭フーズの事業を継承してスタートしました。ちなみに旭フーズは、旭化成の子会社でした。なんで繊維の旭化成が?ですけど、同社は、天然調味料抽出の研究に派生して1972年から冷凍食品のハンバーグを生産開始しています。大企業はいろいろ手がけます。10年後の1982年、食品事業部が独立して旭フーズに。
何の偶然か、同じ繊維関連企業のユニチカもユニチカ三幸(1972年創業)という冷凍食品事業の会社を持っていて、同社は加ト吉の子会社(2000年)、JT子会社(2008年)、2002年にケイエス冷凍食品に社名変更(現)。そして2010年にテーブルマーク子会社になっています。
さてさて、テーブルマークの冷凍食品事業は「ステープル(主食)」がキーワードです。
うどんをはじめめん類、ごはん、パンといった商品を得意としています。そして準主食的な粉物系も近年ぐいぐいと伸ばしています。
粉もん、お好み焼、たこ焼ですね。
ファンの多い「ごっつ旨い お好み焼」は、日本アクセス主催で4年目の「フローズン・アワード2016」大賞に輝きました。
エフエフプレス山本は、審査員の一人でしたが、何が決定打かというと職人の手作りレベルの美味しさ。焼く寸前に混ぜる、ヘラで形を整えてひっくり返すなど、その製造ラインのこだわりでした。
そんな作り方をするので、形が手作りっぽい不定形になるのですね。
「ごっつ旨い」製造ライン見学動画はこちらから
記者会見するテーブルマーク川股社長です。昨年末に新しい冷凍うどんの工場を建設することを含めて、生産体制の再編投資350億円(2021年3月まで)と発表いたしました。その中には、環境対応ノンフロン化(自然冷媒の凍結装置に)の投資総額190億円も入っています。オゾン層保護法に基づく冷凍設備の切り替えは業界の大きな課題ですが、テーブルマークはいち早く具体的な対応スケジュールを公表しました。同社全体で冷凍機は120台あり、既に20台の対応を終えて、のこり100台を集約しながら能力をアップして環境保全に対応していくとのことです。
新工場は仮称ですが「魚沼水の郷第2工場」。水がきれいでおいしい新潟県魚沼市にある既存工場の敷地内に冷凍うどんの新工場を建設します。より品質よく、より効率的に生産することを追求していく、トップブランドとしての誇りを感じます。