寄席の高座に黄色い帽子軍団。実はツッコミのうまい最強のお客様(キンレイ心染プロジェクト)
黄色い帽子の保育園児のみなさん。これから「キンレイ心染(しんせん)寄席」が始まります。演じるのは大学落研のお兄さんとお姉さん。ちゃんと聞けるかな?
後ろから見ている大人たちの心配をよそに、すごい集中力。そして容赦なくツッコんでいきます。
演目「つる」。つ~と来て、る~と来たなんて、すぐ真似しちゃいます。観客参加型でライブ感十分。「つる~じゃないよー!」
「寿限無(じゅげむ)」 。 真剣に聞いて、ちょっと噛んだら容赦ないツッコミ、、、
お姉さんが出てくると、「かわいいー」って褒めて盛り上がります。えらい!
歌って踊る「平林」に爆笑、釘付け。
金曜日(12月2日)のお昼から夕刻にかけて、東京・御茶ノ水のワテラス(WATERRAS)でキンレイが開催した、「鍋焼うどん」の無料試食会と大学落研の学生落語家による「キンレイ心染寄席」イベントのひとこまです。
江戸時代後期に誕生した鍋焼うどん、そして、江戸時代から大衆芸能として愛されてきた落語。和食の食文化と日本の伝統文化を大事に受け継いでいこう、という取り組みが「キンレ心染プロジェクト」です。扇子をお箸に見立てて屋台で美味しそうにズズッとすするうどんやそば、、、しゃもじに見立てて煮豆をすくう、などなど、落語の中には「食べる」シーンが頻繁に出てきて思わずひきこまれて、ゴクリと唾を飲み込んでしまったり。和食の文化に触れてもらう、というのもプロジェクトの大きな狙いです。
当日は、お昼休み時間と日が沈む頃に、アルミ鍋ごとコンロで簡単に出来上がるキンレイ「鍋焼うどん」の試食会を開催。合計300食を提供しました。
卓上コンロでどんどん作っています。会場のワテラスは、「和」をはじめ、「輪」、「環」をコンセプトにした施設です。
「和の伝統芸能にぴったり。鍋焼うどんのPR会場に選んだ理由」とキンレイ和田社長。鍋焼うどんを試食する和やかな雰囲気に笑顔。
どうですか? 「チョーおいしい」。おかあさんのうどんとどっちがおいしい? 「どっちもおいしい!」 えらい!
1人1食、どん、と試食。心にもお腹にも染み込みます。
高座に上がる先輩の応援にかけつけた、法政大学落研のみなさんも試食の列に。「落研楽しいです。他校の先輩との交流も楽しい」
そう、当日は11大学の学生落語家が次々に演目を披露しました。落研学生の交流の場にもなっているようです。
最後の演目は食べ物縛り、ということで、「みそ豆」、時蕎麦アレンジの「時うどん」、「ちりとてちん」などなど。
ずずっと食べる「時うどん」。
次回は、同プロジェクトで好評の落語を通じた「食育」出前授業を取材したいと思います。