市冷協キャンペーン報告会 10月24日にメーカー18社の冷凍食品試食会&「冷凍王子」西川剛史氏トークショー
首都圏市販冷食連絡協議会(略称:市冷協、鎮目武志会長)は9月19日、東京・高輪の会議室・TKPガーデンシティPREMIUMで2024年度の消費者キャンペーン報告会と10月24日に開催する、一般消費者60組・130名を招いた「冷凍食品トークイベント&メーカーおすすめ商品試食会」はじめ、2024年度下期の活動についての会議を開きました。
市冷協恒例の春季消費者キャンペーン「毎日おいしい! 冷凍食品キャンペーン」は、対象商品(メーカー25社)のパッケージに印刷されたバーコートを集めて応募、総計230名様に豪華景品が当たるもの。6月~7月の2カ月間実施して、応募総数は4万4,559通(有効数4万3,381通、前年は4万4,654通)となりました。応募数4万通超えは3年連続。前年より若干減少しましたが、「実施店舗数の減少があったことを考えると良い反響」(鎮目会長)でした。
応募数が伸びた景品は「セカンド冷凍庫」(バーコード14枚で応募)で、前年までの上蓋式冷凍庫からタテ型前開きの冷凍庫(80ℓ)に変更して、50名当選枠に176倍の8,808通(前年比103%)の応募がありました。冷凍食品の購入量増加傾向を感じさせる応募結果ですね。人気景品1位は、従来通り30名に当たる「JCBギフトカード3,000円分」(同3枚で応募)で1万3,826通ありました。同2位は30名に当たる「グルメカタログ・肉ギフト」(同6枚で応募)で8,980通、次いで「セカンド冷凍庫」でした。
【写真㊨鎮目武志会長(国分フードクリエイト)、㊧菅野進副会長(三菱食品)】
イベント、冷凍食品試食会(18社)&冷凍生活アドバイザー西川剛史トークショー応募は当選60組・120名枠に357通の応募がありました。昨年は同トークショーのみ(写真㊦は昨年10月に実施したトークショーでの西川氏)でしたが、今年は久しぶりのメーカー提供による、おすすめ商品試食会も併せて実施します。
会議では、菅野副会長の進行によりメーカーの提案商品に対して、全体のバランスを配慮した調整も行われて、バラエティに富んだ18品の試食会になりそうです。当日キャンセルの可能性も配慮しながら最大146名対応の体制で試食会の準備を進めていきます。
当日は開会に当たり全員で8月8日に急逝された顧問、岡村智氏(享年83歳)の追悼も行われました。長男の岡村真氏(ニチレイフーズ・営業プロセスソリューショングループマネジャー)、長女の中島裕子氏も出席しました。
来賓挨拶に立った(一社)日本冷凍食品協会広報部の三浦佳子部長も「たくさんのことを教えて頂きました」と冷凍食品普及に人生をかけてきた岡村顧問の逝去を悼み、10月の「冷凍食品月間」の取り組みについて紹介しました。
故岡村智氏は、市冷協が1987年1月に設立された時の発起人メンバーの1人で、初代会長を務めました。大田区に拠点を置く食品卸、日本綜合冷凍食品の代表として、家庭用冷凍食品の草創期、スーパーの多店化が進む以前から首都圏の食料品店への冷凍食品取り扱い普及に尽力した功労者です。
ライバル同士である首都圏の冷凍食品卸店各社が、競争を超えて集う協議会設立に至ったのは、冷凍食品普及に並々ならぬ情熱をもって取り組んだ氏の姿勢があってこそ。氏は企業活動を停止して以降も市冷協顧問として事務局運営に協力して事業活動を支えてきました。
病を乗り越え、昨年9月に協議会会合に復帰して、笑顔の挨拶を聞いたばかり。より積極的な加療でまた元気に活動をと決意した矢先の急逝とうかがい、惜しまれてなりません。遠い空から、後輩たちの冷凍食品販売を見守っていただけることと思います。合掌。