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マルハニチロ『WILDish』新方針、越境コラボを第一弾として世界市場へ

マルハニチロは10月22日、東京・豊洲の同本社会議室で家庭用米飯『WILDish』シリーズで韓国版「唐辛子ツナ炒飯」の韓国での発売(11月からDongwonが輸入販売)を記念して、12月から同じ味付けの製品の国内販売(オンラインで数量限定)を発表しました。写真は発表会に出席した、東遠(Dongwon)ジャパン㈱の河基錫(ハ・キソク)社長㊧とマルハニチロの長谷川孝成市販用冷凍食品事業部長㊨。手にしているのは韓国発売商品と9月に全国発売したコラボ第一弾商品。

2019年8月から発売したWILDishは現在、市場規模20億円以上(マルハニチロ調べ)。発表会で長谷川部長は、需要層のZ世代が2030年には食品消費の中心世代になり、プラスチック使用量が少なくフードロス減少にもつながる個食パッケージのニーズますます高まっていくこと、簡便でコスパの良い食品を求める単身世帯の増加傾向が続いていくことなどの背景を語り、「(エシカル消費と単身世帯増加の)世界トレンドを見据え、韓国のグローバル企業、Dongwon社との越境コラボレーションとして9月に発売したのが唐辛子ツナ炒飯です」と語り、WILDish展開が世界市場を視野に入れての第一弾、という方針を示しました。

韓国版開発にあたっては、韓国から開発チームが来日して韓国マーケットに合う辛さ具材を決めました。パッケージは、独占輸入販売をするDougwon社のロゴを印刷しています。

東遠ジャパンのハ社長は、韓国の冷凍食品市場が約3000億円で2022年比130%と成長していること、冷凍米飯は約330億円(構成比:家庭用50%・業務用41.7%、輸出8.3%)で、同販路の2割近くをオンラインが占めていることなどを解説し、「唐辛子ツナ炒飯」は、1袋5000ウォン(約550円)でオンライン販売することを発表しました。

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