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渋沢栄一賞の栄誉に輝いた林香与子氏、レンコンひと筋、「信用を大切に、ご恩に報い地域貢献、社会貢献」

「忘れてはならない大切なことは信用。そして 恩。信用を大切に、お世話になった方々の恩に報いるため、微力ながら地域に貢献し、社会に貢献し、発展をし続けるよう私たちは今後も努力して参ります」

2月14日、渋沢栄一賞表彰を受け、マルハ物産の林香与子代表取締役会長は受賞の喜びと決意を語りました。

明治時代、500社にのぼる企業の設立にかかわり、また、福祉や教育など600余りの社会事業に尽力して「日本近代経済社会の父」といわれる渋沢栄一氏。その名を冠した「渋沢栄一賞」は、全国の企業経営者を対象に、意欲的な事業経営のみならず道徳を重んじた渋沢翁の精神をもって活躍する人物に贈られます。事業の才覚+モラル、企業人として最高の栄誉といえますね。今回、徳島県からの初受賞としても注目されます。写真は同賞を主催する埼玉県の上田清司知事です。「そろばんも大事だがモラルも大事と言った巨人のスピリッツを受け継ぐ方々に贈る賞」と称えました。埼玉県のほか、渋沢翁出身地の同県深谷市と公益財団法人渋沢栄一記念財団が主催し、今年で第15回目という歴史ある賞です。

今年、日本パーカライジング㈱の里見菊雄取締役名誉会長、戸田中央医科グループの中村隆俊会長と共に3氏が栄誉を受けました。全国から30氏が推薦された中からの受賞だそうです。

上田知事を囲んでマルハ物産の皆様。後列㊧は徳島県経営者協会の専務理事濱田行雄氏です。「徳島県から初受賞の栄誉」とお喜び。

㈱マルハ物産(徳島県板野郡松茂町、林正二社長)は、1958年創業。冷凍食品をはじめさまざまな食品や惣菜に使用されるレンコン原料の№1シェアを誇る企業です。1978年から中国で産地開拓に取り組み、原料・工場の品質・衛生管理を徹底した供給体制を確立しています。2015年度のレンコン輸入量は初年度の156倍、7800t超です。近年は高品質のマッシュルーム原料も高く評価されています。そして、地元徳島では、2003年に㈲マルハファームを設立し、休耕田を借受けてのレンコン栽培により耕作放棄地を減少させ、地域農業振興に貢献しています。さらに障害者雇用にも尽力して社会貢献しています。

レセプションで謝辞を述べる林会長です。徳島県経営者協会初の女性副会長として、県内の企業の発展・経済振興に貢献しています。また、日本惣菜協会副会長・中四国支部長としても大活躍です。もちろん、食品業界で最も元気な集まり、食品業界女性経営者ネットワークのメンバーです。

「家族5人、生き延びるために岡山から徳島へ移住しました。新鮮なレンコン原料を農家からいただき、食料品店では、お金のある時でいいよ、持って帰って食べてと言われ家族は生き延びました。今でもお世話になったおじさま、おばさまの顔が浮かぶ」と万感胸に迫るご挨拶。渋沢翁の理念であった「論語」から、「天の時、地の利、人の和」と振り返りながら、「信用を大切に、恩に報いるためにも地域貢献し、そして社会貢献をし発展し続けることを皆様にお誓いする」と語りました。

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